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たらいまわし・本のTB企画 第30回「フシギとあやし」
たらいまわしでお題が決められ、本を紹介していく「たらいまわし・本のTB企画」略して「たら本」。
今回は記念すべき第30回。お題は「AZ::Blog はんなりあずき色のウェブログ」のoverQさんからの出題です。

<参考>
★記念すべき第1回「たら本」は、overQさんの「AZ::Blog はんなりあずき色のウェブログ」
★「たら本」のデータベースはこちら

第30回「フシギとあやし」
フシギな話、幻想怪異譚、オバケ妖怪、奇妙な出来事など…古今東西老若南北を問わず、「フシギとあやし」にまつわる本をご紹介くださいませ。

というわけで、「フシギとあやし」
実は、私の本家サイト「自称☆芝居道楽委員会」には
「読了録」のページがありまして、
そこでこっそり「道楽案内」などいたしておるのです。
その項目の一つに「妖しいモノ」を掲げたまま、
データ整理を放置しておりまして・・・。
すいませんっっ。これから、やりますっっ。
そんな私の回答はコレ↓です。

■南伸坊「李白の月」 マガジンハウス
中国の怪奇譚というのは、どうもすっとぼけている。
「劉さんが窓の外を見たら、巨大な耳があった。」おしまい
・・・みたいな。
オチを期待して読むと、ポッカーンと取り残されてしまう。
教訓めいたコトは何も書かれていないし、
きっとコレはこういうコトなんだ、という解釈も無い。
事実だけが書かれている潔さが、妖しさを増幅させる。
おそるべし、中国。

■岡野玲子「妖魅変成夜話」 平凡社
筆で描かれたマンガである。
それだけで妖しの雰囲気が漂う。
瑞雲に護られた?李クンは晴れて官僚試験に合格、
配属されたのが「世の中の妖しを調査する、極秘部署」。
美男子に化けた狐と「あーんなことやこーんなこと」をしちゃったり、
妖しい者につけねらわれたり。
深いな、中国。

ゴーゴリ「鼻」 岩波文庫
ある日目覚めたら鼻が無くなっていた。
しかも、その鼻が、独立して町中を散歩する・・・。
これが「フシギ」でなければ、
これが「あやし」でなければ、
何を「フシギあやし」と言えるだろうか。
しかもこの物語、オペラ(作曲ショスタコーヴィッチ)にもなっているのだ。
やるな、ロシア。

澁澤龍彦(著)/山口晃(画)「菊燈台」ホラー・ドラコニア少女小説集成(弐) 平凡社
何がどうといって、全体に漂う雰囲気が妖しさ大爆発。
澁澤龍彦の小説そのものも妖しなのだが、
そこに展開される山口晃の絵がフシギワールド。
現代と過去、人とあやかし、それらの境界が曖昧で
なんだかとろけ出しそう。
日本も、侮れない。

■小泉武夫「不味い!」 新潮文庫
たら本第30回。
三十路ということで、じゃあ、「味噌にちなんだ文学ヽ(´ー`)ノ」
…て、嘘です。なんだよ、味噌にちなんだ文学って。マルコメXか?
せっかくなので、このお題にも答えておきましょう。
味噌といえば、発酵。発酵といえば、
発酵仮面=味覚人飛行物体=小泉武夫
ゲテモノ食いの発酵仮面小泉氏が、
己の経験を生かして「こんなもん食えるかっっ!」の
怒りと、わびしさと、情けなさを紹介するエッセイ。
発酵仮面だけに、ミソをつけたんですね。

・・・。おあとがよろしいようで。

★さて・・・次回は不肖菊花に「たらい」が!どきどき。
啓蟄までにはお題を決めます、たぶん・・・。
まずは皆様、この第30回「フシギとあやし」にご参加下さいませ。
by kikuhana | 2007-01-19 16:03 | たら本
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